三幸園では、温室でトマトの栽培をしていますが、よりおいしくて安全なトマトを作るためにいろいろな工夫をしています。隔離ベッドを使用した独特な土作り、極力農薬を使わない病害虫防除などに取り組んでいます。
- トマトの育苗
トマトは、種まきから自分で行い、LED照明による光と温度管理などにより、天候に左右されない均質な苗を作っています。
- トマトの土
三幸園では、隔離ベッドでトマトを生産しています。これは、培土を地面と完全に隔離する深さ約20数cmのプランターのようなものです。 これにより連作障害の対策として薬品を使用しない太陽熱消毒ができるようになりました。最近は、土壌還元消毒といい、米糠を混和しを田んぼのように水を張る方法を使っています。このやり方で土を酸欠状態にして滅菌します。 このほかにも隔離ベッドには、トマトの根の張りを制限するため味のいいトマトができるなどのメリットがあります。
- トマトの潅水管理
潅水は、井戸水を利用しています。
潅水を制限して糖度を上げる手法は取らず、たっぷり水やりして中玉から大玉に育てます。追肥は、潅水チューブで潅水時に液肥を混入しています。 - トマトの病害虫防除
化学合成農薬の使用を極力控え、東京都のエコ農産物の認証を受けています。